逆子施術で不安のない出産を
逆子施術では、足にある冷えを改善するツボに鍼灸を行います。逆子を直す以外にも、子宮や股関節周辺の血液循環が良くなり出産が楽になるという効果も期待できます。
逆子施術を受けて安心して出産に臨みましょう。
逆子施術 を受ける方によくある症状
-
逆子と言われて
心配になった -
下半身の冷えが
気になる -
何とか逆子を
直したい -
できるだけ
帝王切開は
したくない
鍼やお灸を使った優しい「逆子施術」
妊婦健診では赤ちゃんが元気に育っているか、毎回ドキドキしますよね。
実は健診ではお腹の中の赤ちゃんの大きさや心臓の動きの他に、赤ちゃんの位置も確認しているのです。
そこで「逆子」と言われてしまうと誰しも心配になってしまうかと思いますが、現代の医療機関での出産であれば、逆子でも赤ちゃんは元気に生まれてきますのであまり悩みすぎる必要はありません。
逆子がどのような状態なのか、逆子を直すための逆子施術とはどういったものなのかについてご紹介していきます。
《逆子ってなに?》
お腹の赤ちゃんは活発に動きながら、自由にいろんな方向を向いて大きくなっていきます。
ほとんどの身体の器官が出来上がり、小さな胎児でも推定体重が1,000g、大きい胎児では1,600gほどになる妊娠30週を超えた頃から、重くなった頭を下にして子宮の出口側に置いた位置で落ち着くことが多いと言われています。
しかし中には、臨月になっても頭が上になっている胎児もいます。
このように、頭の位置が骨盤側にある状態、つまり子宮の出口側には赤ちゃんの足やお尻がある状態を「逆子」と呼びます。
妊娠32週を迎えても逆子が治らないときには、逆子が治りやすくなる体操をしたり、力を加えて向きを変えさせる手技などの対応をしたりすることもあります。
この際の対応として、鍼灸の逆子施術は逆子体操と同様に比較的安全な方法だと考えられています。
出産時になっても逆子のままだった場合には、分娩時のリスクを考えて帝王切開などの対応がとられることが多いようです。
《逆子施術はどういうものなの?》
逆子を直す方法の一つとして鍼灸の逆子施術があります。
逆子の施術は、足の内側の足首の少し上のところにあるツボへの鍼の施術と、足の小指の爪の脇にあるツボへのお灸の施術を中心に施術を行っていきます。
これらは、妊娠中でも安心して受けることができる施術です。
あまり出産間際にはならないように、妊娠30週までに施術を開始することが望ましいと考えられています。
”逆子”も”冷え”も一石二鳥で改善しましょう
妊娠中の不具合は「どうしてそうなったのだろう」とクヨクヨと考えてしまいがちですよね。
しかし西洋医学でも、子宮の形や筋腫、子宮内の胎盤の位置、骨盤が狭いこと、赤ちゃんが双子などの理由から、赤ちゃんが子宮の中で自然に動くのを妨げられたのだろうという程度にしか、逆子になる原因はわかっていないのです。
あまり悩まずに、逆子体操や鍼灸の逆子施術など、できることをできる範囲で行っていきましょう。
《逆子施術にはどんな効果があるの?》
鍼灸では、お母さんの足が冷えていると、お腹の赤ちゃんが嫌がってお尻を向けてしまうと考えられています。
実際に、お母さんが冷え性だと赤ちゃんの胎動が不活発になりがちだと言われています。
そのため、鍼灸で行う逆子施術は妊婦さんの下半身の冷えを解消するために行います。
また、逆子施術には子宮や股関節周辺の血液循環が良くなることで、子宮の収縮もスムーズになって出産が楽になるという効果も期待できます。
逆子施術の際に鍼で刺激する、足首内側の少し上にあるツボは、足や腹部が冷えないようにしてくれるツボです。
そして、お灸の施術をする足の小指の爪の脇にあるツボは、特に女性の冷え性に効くツボでもあります。
「冷え」は免疫力を低下させてさまざまな病気や不調の原因となります。
特に女性にとっては不調の原因となりやすい、大敵といってもよいものです。
なぜなら、冷えることで血液の循環が滞り、肩こりや頭痛、生理痛やめまいなど身体の症状だけでなく、肌荒れやシワ、タルミなどの美容面でも良くない影響が出てしまうからです。
逆子施術は逆子を治すだけでなく、女性の大敵である冷え性まで改善してくれる一石二鳥の施術とも言えるのです。
《逆子施術を受ける時期》
逆子施術はこれまでにも多くの妊婦さんが受けていることからもわかる通り、お腹の赤ちゃんに負担をかけるものではありませんので安心して受けられます。
施術を受ける前に産婦人科のお医者さんや、持病のある方はかかりつけのお医者さんに相談することでさらに安全に施術ができます。
妊娠7カ月末から8カ月(27週~30週)の間に受けるとよいと考えられていますので、まずは相談してみましょう。
ひな鍼灸整骨院の【逆子施術】
基本的にはお灸での施術となります。
足から来る冷たい血液を胎児が嫌がり頭を上に向けてしまうという理由が多いため、子宮に繋がる3つの経絡が交わる、足首の内側にある三陰交というツボと、小指の外側にある至陰というツボを極小のお灸にて熱刺激します。
妊娠30週までに施術を開始できるのが理想で、週に2回の施術で3~4週間ほどで正位置へ戻ることが多いです。
妊娠中は特に安全性が気になるかと思いますが、1000例以上ある中でも鍼灸刺激による重篤な症状はみられないと報告がある、比較的安全な施術法です。
よくある質問 FAQ
-
- 逆子とはどういう状態のことですか?
- 子宮の出口側に胎児の足やお尻がある状態です。
逆子のままでは出産時にトラブルにつながってしまうため、帝王切開での対応になる可能性があります。
-
- 逆子施術ではどういったことをするのでしょうか?
- 鍼灸では、逆子はお母さんの下半身が冷えていることで、赤ちゃんが嫌がって頭を上に向けてしまうと考えられています。
そのため足にある冷えを改善するツボに鍼灸を行います。
逆子を治すのと同時に冷えの改善も期待できます。
-
- 逆子施術はいつ頃受けるのがよいですか?
- 妊娠7ヶ月末から8ヶ月(27週~30週)の間が最適です。
1度の施術で直らない場合は、週に2回を3~4週間ほど続けます。
正常な位置に戻った後も、また逆子にならないよう定期的に施術を受けることがおすすめです。
著者 Writer
- 院長
廣濱 規幸
(ひろはま のりゆき) - 生年月日:12月16日産まれ
血液型:AB型
出身:辻堂
趣味:旅行と食事
特技:旅行中に雨を降らすこと(雨男)
好きな言葉:たとえ雨でも虹を探す